1999年4月アーカイブ

映画リング・らせんの大ヒットに続きリング2が上映された。今回のリング2は原作リングシリーズとは全く別のストーリーとなっている。
前回のらせんが原作のループに続かせようが無い終わり方をした為の苦肉の策とでも言うべきか。リング2はらせんが無かったものと考えたストーリー。
なんせ、らせんでは死んだはずの浅川やその子供が生きているんですから。なんで、前回のらせんを観た人が今回のリング2を観る場合、らせんをスッカり忘れて観なくてはいけません。
前回のリング・らせんは多々問題は残るものの、邦画では1番のヒットだったんではないでしょうか。そんなこんなで、今回のリング2は期待大で見に行ったわけですな。
で、リング2の批評と行こう!
ひとことで言うと「ダメだこりゃ」
問題が山積みだ。ストーリーに鈴木光司は何の不満も無かったのか?
チョットづつ問題を挙げていこう。
-1-
ストーリが分からん。
りんぐ・らせんはストーリーがチャントしている上での怖さがあるが、リング2はただ怖がらせ様としている気がする。ストーリーの面白さが全く無いし、リングシリーズ全てに有る謎解きが全然無い。
監督の田中秀夫がメイキングでも話していたが「今回は前作に比べて3倍の仕掛け(怖さの)あります・・・」みたいな事を言っていたが、それにこだわり過ぎ。
ストーリーがなきゃ、怖さもへったくれも有ったもんじゃない。
-2-
怖さのマンネリ化。
リング2でも恐いシーンが多々出てくるが、その演出が殆ど同じだ。(友人談)
確かにそうなんだ。怖がらせる演出が、振り替えるとババ~ン!とか、今まで何も無かった所に突然ババ~ン!とか、突然大きな音を出してというのばかりだった。
そりゃ、いままで静かだったのにイキナリ大きな音を出せば、誰でも驚きますって。
-3-
ビデオにこだわり過ぎ。
リングのビデオの映像が恐いのは認める。今見てもダメだ。あの映像は生理的に受け付けないようだ。
だが、今回はそれにこだわり過ぎている。何かといえばビデオの映像を出す。そればっかりじゃねえ~、所詮はビデオの映像はリングの物なんだから、リング2はリング2の怖さを作ろうよ。
-4-
何で君らだけに?
今回のリング2は「ビデオを見た人が変な力を持つ」みたいな事何になっていて、それで浅川の子供(浅川陽一)やリングで死んだともこの友達で病院入った子(倉橋雅美)が怪しい能力を持つんだけど、だったらなんで浅川本人がそうならないんだ~!
倉橋雅美に至ってはビデオすら見ていないのに(ともこが死ぬ時に出てきた貞子を見たせいらしいが・・・)
それで、そんな能力と貞子の呪いが何の関係があるわけ?ビデオの呪いだったら死ぬけど、こっちは別に死なんしサ。
-5-
深田恭子。
いくら今売れてるからって、無理矢理出さなくても・・・。殆どストーリーに関係ないじゃん。
-6-
怪しい装置。
貞子の怨念を水に・・・、とかいう大掛かりな装置。あれがヘボイ。なんだあのヘッドギアみたいなものは?怨念とかの世界にイキナリそんなハイテクマシーン(全然ハイテクではないが)出てくると、バランスが悪くなるって。
-7-
学校の怪談。
監督の田中秀夫って学校の怪談の監督ですよね。それなら、しょうがないが最後の貞子を再現した粘土人形(?)井戸で出てくる奴だ。あれを見た瞬間「学校の怪談」と思ってしまった。雰囲気だろうね。
しかし、再現した貞子の顔が全然ダメだ。本当の貞子役(リングでは)は佐伯日菜子だったでしょ。もっと綺麗だって。
-8-
結局何が言いたいの?
「リングの恐怖は、始まりにすぎなかった。」
「あの『リング』には最悪の続編が存在していた・・・」などというコピーだったが、いったい何だったんだろう?
貞子の怨念ってなんだったの?何が言いたかったの?私には分からなかった・・・。

まあホローとして良かった事も書いときますか。
-1-
さっきも書いたようにリングのビデオの画像がダメな私といては、ビデオの画像が出てくる度に怖がっていた。
-2-
志津子はやっぱりコワイ。
-3-
貞子のゾンビ歩きが、もう定番化。
めちゃイケでも岡村がモノマネをしていたように、貞子のゾンビ歩きが定番化しているもよう。いいんだか悪いんだか?
ちなみに、貞子の綺麗な方が佐伯日菜子で、ゾンビ貞子が伊野尾理枝。
こんなもんだな。

ついでに死国についてもチョット。
これは、ホラーでなくラブストーリーだ。
ダメな点を幾つか。
-1-
女の子が生き返る所(へんな池)がセットってのがバレバレ。
なんで、日本の映画のセットってみんなこうなんでしょう?それまでケッコウ良い感じで進んでいたのに、あのセットでだいなしだ。
-2-
筒井道隆の最後の行動。
女の子と一緒に沈んでいくのが、いかにもラブストーリ。尻の穴がムズガユくなった。

それくらい。できとしてはリング2よりは上だと思うが、死国には思い入れが無いんで書く事が無い。
でも、イイ所もチョット。
-1-
女優さんが綺麗だ。夏川結衣や栗山千明が良い。
これくらいだ。
でも綺麗な女優さんを見ているだけでも価値はある。

で最後TVドラマ「リング最終章」について。
リングがドラマでやるって知った時から、アヤシイと思ってた。本の紹介には「極限状態での愛がどうたら・・・」って書かれていた時点でダメ確定。
で、実際にドラマを見て最初に感じたのが「悲壮感が無い」って事。「悲壮感」って言うのはオカシイかもしれんが「緊張感」って言おうか、何にしろ何か抜けているんだ。
そんな事が一番感じられたのが「浅川の子供がビデオを見てしまった場面」映画版リングでは浅川が狂乱しながら陽一を抱きしめる。この場面はかなりインパクトがあったのに、ドラマ版リングはホンワカしてるのね。なんだろうこの差は?
画面から悲壮感が伝わってこないんだ。
要因として、死ぬまでの期間が13日と長いからではないか?13日もあるからのんびりしてるのね。
それに吉野だったかな、浅川の部下の女性。あれも悲壮感が薄れる原因だ。
悪い点はまだある。
同時進行でいろんな事やりすぎ。大まかにドラマ版リングはリングらせんを一緒にしたカンジだ。それに、そのほかの要因も加わって話しがゴチャゴチャ。
高山竜司の存在。長瀬はカッコイイくて雰囲気もスキなんだが、高山が敵みたい。
のんびりしすぎ。ドラマのワンクールあるからしょうがないが、要らない事が多い。
ビデオが。まだ最後まで放映されていないんでなんとも言えんが、ビデオの出所がアヤシイ。それにビデオの映像にも難あり。(でもさすがにPCとか使ってハイテクっぽいがゴーインすぎる)
一番の問題がビデオの広まり方だ。
ドラマ版リングで助かる方法は「まだ見ていない2人にビデオをダビングして見せる」なんだ。それに関して「世界の4分の1は死ぬ」とか「貞子は1本のビデオテープで世界の4分の1を殺せる方法を知ったんだ」とか言っている。
確かに、計算するとそうなるらしいんだが、オレに言わせりゃ全然だ。
まず、ビデオの映像だ。ドラマ版リングのビデオは誰かの歌のプロモーションビデオに紛れている。見ただけじゃ貞子のビデオとは分からない。それをPCを使ってやっと分析して呪いのビデオという事を知るんだが、その設定時点でダメだ。
原作はチャントビデオに「死にたくなければ・・・・」って出る。映画はちょっとチョーシがイイんだが「このビデオはこの世の物じゃない」みたいなカンジで進んで行く。それで、問題なのが「ビデオは謎解きのためではなく、貞子の呪いのため」ってこと。
ビデオでリングウィルスを広めるにしろ、人を殺すにしろ、ビデオの映像が謎なのはオカシイ。
原作リングはちゃんと「死にたくなければ・・・」って出てそれを信じなかった若者の手によって最後が消された。これはチャントしている。誰が見ても呪いって分かる(信じる信じないは別)しな。
映画リングはチョットおかしい。でも、ビデオの映像自体だいたい原作に近いカンジで作ってあるんで、誰が見ても分かるだろう。
そこで、ドラマリングは全然だ。一見何の変哲も無いミュージックビデオなんだから。こうする必要性は全くない訳だ。貞子が本当に人を殺そうと思ってるんだったら、こんな謎めいた事はしない。それにPCで分析して分かった映像にしろ「死にたくなければ・・・」の次が載ってないの。ダメじゃん。
これじゃ、ビデオ見た人がその謎を解かないとビデオはそこでストップ。それ以上広まらない。
それに、もし仮に見た人がビデオの謎を解いてダビングしたテープを見せるって知っても、そんなにはビデオは広まらない。だって「これ見たら死ぬビデオだけど見る?」っていって見る奴は居ない。
また仮に、何も言わずにビデオを見せたら、次の人がまたビデオの謎を解く確証は無い。見た人が謎を解かなかったら、ビデオはそこでストップ。広まらん。
このビデオが広まるには黙ってビデオを見せて、見終わった後に「死にたくなければ2人にダビングして見せろ」って教えてあげるしかない。でも、ここでも信じない奴は絶対に出てくるだろうし、ある程度広まると「見たら死ぬビデオ」の噂が広まって、何も言わなくてもビデオを見てくれない人が出てきて、計算したよりは広まらないはずだ。
それに、世界の人々の事を考えるなら、最初の人が誰でもいいから知らん奴にビデオを何も知らせずに見せる。そしてそのテープを回収すれば被害は2人で済む。それか自分で止めて自分だけが死んでもOK。
現に最初(?)に見た若者4人からビデオは広まらにゃあいかんのに、そこで止まってるじゃん。
ちゃんとビデオに「見たら死ぬよ」って事と「死なない方法」を書いておかなきゃ。同然誰が見ても分かる状態でね。(それにしたって本当はダメだけどね)
ワシの言いたい事は分かって頂けただろうか?
まあ、ドラマ版は最後まで放映されていない時点でこれを書いているもので、最後はキッチリまとめてくれるのかもしれない。
いや、まとめてくれる事をせつに願う。

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