ラン

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朝、電話が鳴った。
うちのラン(ハスキー犬)が入院している動物病院からだった。さっき死んでしまったとのこと。
まだ、寝ぼけているのかどうしたらよいか戸惑ってしまう。4月1日でエイプリルフールってオチは無いだろうかとも考えたが、そんな訳も無い。
とりあえず、親も一緒に急いで病院に向かうことに。

病院に向かう車の中、全然実感が無い。悲しいとかいう感情は無く、ただ車を走らせた。
病院に着くと、診察室に通され奥からランが運ばれてきた。
『まだ温かいですよ。』と先生。触れてみると生きているかのようにまだ温かかった。もしかしたら寝ているだけなのかもしれないとも思えるが、いくらさすっても目を開けない。
ここで、一気にランが死んだ実感が湧いてくる。
死因は子宮蓄膿症(子宮に膿が溜まる病気)が原因の多臓器不全(主に腎不全)。29日に手術をして子宮摘出。正常だとほんの小さな子宮が、1.7kgもに膨れ上がっていた。中にはパンパンに血膿。こんなに大きくなるのは、1ヶ月~1.5ヶ月掛かるらしい。かなり我慢していたんだろう。もっと早くに病気に気付いてあげられれば、違った結果になっていただろう。これは完全に飼い主の責任だ。

腹には大きな手術の傷跡。
先生がイロイロ説明をしてくれていたが、ランを目の前にして涙を堪えるので精一杯だった。
一通り説明が終わって、動かなくなったランを車に乗せる。もう、堪えても涙が溢れてくる。最後に清算を済ませるときには涙を拭いて頑張ったが、やはり涙が溢れてくる。先生や看護婦さんが声を掛けてくれたが、詰まった声で『ありがとうございました』と言うのがやっとで、足早に車に乗り込んだ。

ランを乗せての帰り道、親も隣に居たが、関係なく泣いた。涙で前が見えないくらいに泣いた。
寿命を全うしてではなく、飼い主であるうちらのせいで死なせてしまったことが、いくら悔やんでも悔やみきれない。もっと生きていて欲しかった。
ランは11歳だった。大型犬は多少寿命が短いと言われているが、まだまだ生きれた年齢だ。
先週の日曜日に行ったのが最後の散歩だった。もう、そのころは子宮蓄膿症がかなり進行していた筈だが、いつも通りに走って散歩に行っていたのだが、次の日からご飯を食べなくなり、散歩にも行かなくなった。本当にぎりぎりまで我慢していたんだろう。
手術後に面会に行ったときは、手術の次の日だったからか、今までに聞いた事の無いくらいに切ない声で鳴いていた。次の日に面会に行くと、鳴いてはいなかったが息遣いが激しかった。多少落ち着いたのかと思っていたんだが。本当に痛くて、入りなれていないゲージに入れられて寂しかったに違いない。
せめて、家で死なせてあげたかった。

思えば11年前、親戚の知り合いから貰ってきたラン。まだ、小さかったせいか来た当初は寂しがって1匹じゃ眠れずに家の中に入れてあげた。次の日は、昼間家に誰も居なくなるんで当時の勤め先に一緒に連れて行ったりもした。
何度か脱走して、近所の家の鶏を殺してしまったこともあった。
今となっては、思い出でしかない。

もう、これからは痛い思いをしなくてもいい。安らかに休んで欲しい。
本当にゴメンナサイ。

ラン

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コメント(10)

訃報を聞いてびっくりしました。

亡くなったのは皆さんのせいではなかったと思いますよ。最後はチョビット寂しかったかもしれませんが、きっと幸せだったと思います。

ランちゃん、アクセルと仲良くしてあげてくださいな。冥福をお祈りいたします。

初めて飼い犬が他界した時、病院のケージの中でした。
様子がおかしいからと言って、母が病院に深夜連れて行って3時間後でした。
そのとき寝ていたアタイは今まで聴いたこともない人のとは思えないしわがれた声で「あっちゃん」と呼ばれて目が覚めました。
あの子はアタイのことそう呼んでいたんだと初めて知りました。
一番最初に飼った犬は、アタイがイギリススタディツアーから帰ってくるのを精一杯ぎりぎりの命で待っていてくれました
アタイと一緒に寝ていてくれた犬とは、最後の2週間をそうとは気づかず大学サボってずっといちゃいちゃしまくった

一緒に暮らすことはお別れをすることでもありますよね。
今まで3回、あと最低6回(エ?!多ッ)アタイにも通らなければならない道です
弱って、つらい時間が短くてよかったね
お散歩思いっきり楽しめてよかったね
優しいお兄さんに飼われてよかったね

ランちゃんはきっと幸せだったと思います。

だって、人前で男泣きしてくれるご主人様に飼われてたんだから、、、

聞いた話しですけど、
犬って、あちらの国に逝った時、
生前どれだけ可愛がられたか自慢大会をするんですって、、、

ランちゃんも、もの凄く自慢話ししてますよ!!

(><) ひさっち~

記事読んで泣いてしまったよ。。。
11年も一緒にいたら、家族も同然だし、11年じゃなくても、動物は家族も一緒だもんね。。。

まして、動物はかわいい思い出しかないから
本当に辛いよね。。。

子宮蓄膿症は、最初に飼ったネコが罹ったよ。。。
結局病気じゃなくて、事故で死んじゃったけど。。。

最初はまだ暖かい亡骸が、時間を追うごとに冷たく、固くなっていくのがまた、死んだことを実感させて泣けてくる。。。

今まで3匹のネコを亡くしたけど
別れが辛くて、隣に置いて一晩一緒に寝たりしたよ。

つきなみな言葉になっちゃうけど
でも、時間が経てば悲しい気持ちも薄れてくるから、大丈夫だよ。

ランちゃん亡くなったんですね(;Д;)
私も1月に愛犬が亡くなりました。
お気持ち分かります・・・
ひさ王サン今はお辛いし、寂しいし、いろいろ後悔しちゃうけど。
ご自分を責めたりなさらないでくださいね
他の方が書かれてるように
ランちゃんは幸せだったと思いますよ
最後にお散歩行けたり、お見舞い来てもらえたり。

病気で辛い時間も短くて良かったね
家族皆に見送られて良かったね
天国でいっぱい遊んでね

TO あくせる

あっちで、アクセルと一緒に遊んでいてくれればよいのですが、人見知り(犬見知り?)するからな~。
今日、近所のお坊さんを呼んで、ちょっとお参りしてもらったモヨウ。

TO sucoしゃん

オレは未だに、犬が鳴いているような感じがたまにします。
いつも鳴く時間に声が聞こえないのはおかしな感じ・・・。

昔飼っていた犬は老衰でした。
最後は辛くて見ていられなかった・・・。
猫も何匹も飼ったんだけど、外猫だったんで、家で死んだことが無いのです。死期が近づくと、いつの間にか帰ってこなくなります。
今の猫はイチヲ家猫なんですがね。

生き物を飼うと言うことは、いつかお別れはあると言うことなんですが、長く飼っていると、ついつい忘れがちになってしまいます。
まあ、慣れるもんじゃあ無いんだけど。
辛いもんです。

TO 初老どん

自慢大会かあ~。
オレは自慢されるんだろうか・・・。
「っけ!」とか言われて無いだろうかねえ。
悪口を言われていないことを祈るばかりです・・・・。
ああ、もう少しおやつを多めにあげていれば良かったなあ。

TO よっち

手術室勤務は順調ですか?

大型犬でも平均13年くらいは生きただろうに。うちのも、病気前はまだまだ元気だったしなあ。

子宮蓄膿症は、早く気付いて手術すれば、後くされなく治る病気だったんで、悔やまれて仕方が無いです。

病院に行った直後は、まだ本当に暖かくて、寝ているだけなんじゃないかと思えたんだけど・・・・。

おっちゃんとちっこいのには、少しでも長生きしてもらいたいです。頑張れ2匹!!

TO 苺花。

苺花んちも愛犬が亡くなってしまったんですね。
なんだか、最近周りで愛犬が亡くなったって良く聞きます。悲しいことばかりです。

しかし、せめてもの救いが、闘病生活が短かったことなんでしょうね。

あっちでは、元気にやっていってほしいです。もしかしたら、苺花んちの犬とも会えるかもね。

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このブログ記事について

このページは、VOLTSが2007年4月 1日 22:23に書いたブログ記事です。

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